土地や施工会社、住宅ローンなど契約の流れ
大まかなイメージが固まったら、次は土地や施工会社、住宅ローンなどの契約を行っていきます。風通しや日当たり、交通の便などを考慮して購入する土地が決まったら、売買契約書や重要事項説明書などをしっかりと読み、内容を理解したうえで契約を結びましょう。土地の地盤が弱い場合は改良の工事を行う必要があるかもしれないので、そのあたりもしっかりと確認しておいてください。
土地が決まったら実際に夢のマイホームを建ててくれる施工会社も決めなくてはなりません。工務店やハウスメーカー、建築家など、注文住宅の建築をお願いする際にはいくつかの選択肢が用意されています。地場の工務店の場合は小回りがきくため自由度が高い、ハウスメーカーの場合は品質がある程度保証されている、建築家の場合はデザインの自由度が高めなど、それぞれに違ったメリットが用意されているので、自分たちの思い描く住宅に合わせて選んでみてください。ここで注意が必要なことは、工務店さんや設計士さんによっては打ち合わせ回数やプランニングの回数に制限がある場合があります。強いこだわりをもって、注文住宅を建築したい場合には、はじめに提示される金額が多少高くても、打ち合わせ回数に制限のない工務店さんや設計士さんを選択するのがいい場合もあります。決めるのに戸惑ってしまう時には、実際に住宅を建てた友人や知人の話、そしてネットの口コミなどを最大限に活用しましょう。
ハウスメーカーや工務店に決めた場合は工事請負契約を結びましょう。実際に担当者と話して家に対するどんなこだわりがあるかを確認しておくことも重要です。この時、しっかりと詳細な見積書や仕様書などに目を通しておいてください。建築家にお願いする場合は、設計・工事管理契約を結んだのち、工務店と工事請負契約を結ぶことになります。
工務店などとの契約が終わったら、今度はローン契約も結ばなくてはなりません。住宅ローンについては建築工事費が決定した時点で申し込みますが、できればプランを決めている段階で金融機関に相談しておくことをおすすめします。住宅ローンは組み方などで最終的な返済額が大きく変わってきますので、いろいろな金融機関の様々な商品を見比べて慎重に決めましょう。業者さんによっては取り扱えない金融機関がある場合もあるので、そこはあらかじめ確認されるのが良いかもしれません。土地や施工会社、住宅ローンなどの契約の大まかな流れは以上のようなものになります。きちんと頭に入れておけば、その時になっても冷静に対処できるでしょう。